2014年5月13日火曜日

競技ダンス実践テクニック「ベーシックフィガー・タンゴ」


Basic Figures Tango (1)


Basic Figures Tango (2)


Basic Figures Tango (3)


Basic Figures Tango (4)


Basic Figures Tango (5)

これらの動画で踊られているのは全てベーシックフィガーですが、その運用上のアライメントの違いや、他のフィガーとの組み合わせで、皆さんの知らない踊り方が大半であると思います。

そのようなベーシックフィガーを全て覚える必要はありませんが、全て「見ること」は重要です。

見るだけで、本人が理解しようとしまいと脳はそれを記憶します。

前頭葉・頭頂葉の見たものを経験したものとして記憶するミラーニューロンが活性化されて、その練習をしたのと同様の記憶となります。

人間の大脳には、自ら行動するときに活動電位を発する部分と、他の個体が行動するのを見ている状態のときに電位を発する部分があります。

これらの組織は本来別々に機能するわけですが、その両方に同時に活動電位を発生させる神経細胞があることが近年わかってきました。

それが、イタリアにあるパルマ大学の神経外科医ジャコーモ・リッツォラッティ(Giacomo Rizzolatti)教授らによって、1996年に発見されたミラーニューロンです。

ミラーニューロンは、マカクザルの脳による実験で直接観察され、人間においては、前運動野と下頭頂葉においてミラーニューロンと一致した脳の活動が観測されているということです。

ミラーニューロンは、神経科学におけるこの10年で最も重要な発見の1つであるとする研究者もいるぐらいの重要な脳の機能であるわけですが、一般にはまだまだその存在が認知されていませんので、その活用もあまりされていません。

その機能については、分かりやすくいうと、他の個体の行動を見て、まるで自身が同じ行動をとっているかのごとく、「ミラー(鏡)」のような反応をすることから名付けられた脳神経細胞です。

まあ、同様といっても、運動野に電位が発生したことを記憶として認知しただけで、実際にそれを行ったわけではないので、筋肉量も含めた運動能力の問題もありますから、そのままできるということではありませんが、そのおおよその動作の概念は体現した記憶として蓄積されるわけです。

これが、現実的には、いわゆるイメージトレーニングといわれるものの原理でもあるわけです。

しかし、たとえばあなたが、WDSFの世界選手権をい見て、トップ選手の踊りを見たとしても、その動きのモデルであるトップ選手と同じ動きができるということではありません。、

その動きをあなたの脳なりに解釈し理解したあなたの動きになるということです。

だから、実際には動画を見て、そのまま踊っているつもりでも、間違いだらけの動きになる場合も多々あるわけです。

しかし、その解釈の間違いを正すのはコーチである私の役目ですので、とにかく、皆さんは動画を何度も繰り返し見て、ベーシックフィガーの正確なステップ・ムーブメント・アライメントを脳に記憶させて、日々の練習にフィードバックして、現状を打開する一助としていただきたい。

にほんブログ村 演劇ブログ 社交ダンスへ

<当サイトの記事について>
当サイトのダンステクニック等に関する記事は、ダンスファイナル会員向けに書かれており、それ以外の方を対象としたものではありません。